きせつのおはなし season story

かさかさとかゆかゆの季節がはじまった

冬になると、皮膚の乾燥からくるトラブルに悩まれる方が増えてきます。

主なものとその対策をあげてみました。

1.全身の乾燥・かゆみ

乾燥から全身・特に下腿にかゆみを生じます。皮膚の状態をみると、かさかさし粉をふいたようになっています。

 

私たちの皮膚にはバリアー機能があり、角質がその代表的なものですが、そのほかに

①皮脂膜②角質細胞間物質(セラミド)③天然保湿因子があります。これらは加齢とともに減少しますので、特に年配のかたでは乾燥からくる全身のかゆみに夜も眠れないほど悩まれることがあります。

また、こどもは皮膚が薄いためバリアー機能が少なく、かきむしって状態を悪化させてしまいがちです。

 

対策はとにかく皮膚を清潔に保ち、乾燥をふせぐことです。

● 冬でも毎日入浴する

38度から40度くらいのややぬるめのお湯にゆっくりつかりましょう。保湿剤の入っている入浴剤を使うのもよいでしょう。(肌の乾燥がひどいときはアレルギーを起こしやすいので強い温泉成分の入浴剤は避けたほうがよいでしょう。)

ナイロンタオルは使わず、綿のタオルかできれば十分に泡立てた石鹸を使い、手で優しく洗ってください。ゴシゴシは禁物です。

入浴直後に保湿する

入浴後10分以内に保湿剤を塗ると角質の水分が保たれるというデータがあります。綿のタオルで水分をとったのち、しっかり保湿剤を塗りましょう。

 

部屋の湿度を50%~60%に保つ

湿度計を置いてみると、びっくりするほど湿度が低いことがあります。

湿度が低いとインフルエンザウィルスも繁殖しやすくなります。

部屋の中にゆるめに脱水したバスタオルを干したり、水を入れた洗面器の中に水を入れた栓をしていないペットボトルを立て、その上に端を洗面器の水にひたすようにタオルをかけておいたりするのもよいでしょう。ただ、湿度が上がりすぎると暖房の効いた室内ではカビの原因になりますので、湿度計をチェックして調節してください。

顔、くちびる、まぶたの乾燥

刺激の少ない洗顔料をしっかり泡立てて、泡で洗顔しましょう。その後ご自分にあった化粧水、保湿剤で保湿してください。処方薬としては親水軟膏、ヘパリン類似物質軟膏やローションがあります。また精製ワセリンをメーク時の下地クリームとしてお使いになると、多少べたべた感はありますが、安全に保湿できます。

市販の色やにおいの強いリップクリームやアイクリームはかぶれる方が多く、注意が必要です。バリアー機能が低下しているときは避けたほうがよいでしょう。

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